※こちらの発達過程は遠城寺式乳幼児分析的発達検査を参考にさせていただいております
※記載している月齢はうちの娘ではなく遠城寺式で目安とされている月齢です
この記事の目次
1歳から2歳までの発達の様子
- 運動について(移動運動/手の運動)
- 社会性について(基本的習慣/対人関係)
- 言語について(発語/言語理解)
1歳半から見られたクレーン現象
1歳半検診の様子
プレ幼稚園について考え始める
まとめ
1歳から2歳までの発達の様子
1歳までの娘は、大人しくて静かな赤ちゃんだなと言うこと以外特に何も気にする事なく困りごともありませんでした。
しかし1歳から2歳にかけて、段々と周りのお子さんとの違いや平均的な発達と違う部分が見えてくるようになります。(ざわ・・ざわ・・)
赤ちゃんから幼児になるにつれ、家と公園、スーパーなどの空間から一気に広がり同じくらいのお子さんを目にすることが増えたり、YouTubeの育児チャンネルでも「この子もうこんな事ができるの??天才なのかな?それともうちの子が遅れてる・・・?」と疑心暗鬼になっていく事が増えていきました。
◉運動について(移動運動/手の運動)
移動運動
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:2〜3歩歩く→○(1歳1ヶ月)
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:靴を履いて歩く→○(1歳3ヶ月)
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:走る→○(1歳3ヶ月)
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:一人で足をそろえながら階段を登る→○(1歳8ヶ月)
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:ボールを前に蹴る→✖️
移動運動に関しては、これまた特別平均から遅れている事項もなく何の心配事もありませんでした。
ボールを蹴ることに関しては、まずボール自体にあまり興味が無さそうだったのでまだ早いかな?と購入していませんでした。
歩いたり走ることについても問題なく行っていたのですが、歩いている時の後ろ姿がやけに内股だな〜と思った記憶はあります。
この時期も割と表情が少なめな娘でしたが、初めて歩けた時は満面の笑みでこちらに抱きついてくれました。赤ちゃんなりに初めてできたことは達成感を感じる物なんだなあと思った記憶がありますね。
手の運動
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:コップの中の小粒を取り出そうとする→✖️
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:積み木を二つ重ねる→✖️
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:コップからコップへ水を移す→✖️
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:鉛筆でぐるぐる丸をかく→✖️
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:積み木を横に二つ以上並べる→✖️
手の運動に関してはまさかの全滅という結果に・・・。
おそらく上記のチェックリストって、「コップの中の小粒」「積み木」「鉛筆」などに興味を持たないと出来ないことなのかと思うのですが、この時期の娘は物にもあまり興味を示していませんでした。
そして私が、「コップを渡したら絶対こぼすよな〜・・・やめとこ」「鉛筆を渡したら書くものってわからず怪我しそうだな〜・・・やめとこ」と、娘にはまだ早いよね、と色々なものを使うことにセーブをかけてしまったこともあまり良くなかったかなと思っています。
正しい使い方が出来なさそうでも興味が湧くような渡し方をしたり、楽しそうに使う様子を見せたりすればまた変わっていたのかもしれませんね。
◉社会性について(基本的習慣/対人関係)
基本的習慣
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:お菓子の包み紙を取って食べる→✖️
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:自分の口元を一人で拭こうとする→✖️
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:パンツを履かせようとするとき両足を広げる→✖️
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:ストローで飲む→○
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:排尿を予告する→✖️
基本的習慣については段々着替えやトイレに関する項目が入ってきますね。
「お菓子を食べたい気持ち」「口元を綺麗にしたい気持ち」「お腹がむずむずする気持ち」などの要求もあまり見られませんでした。
小さいうちから甘いお菓子をあげるのは抵抗があったので、公園や買い物などの外出時、ベビーカーに乗せるときに「お疲れ様」の意味でソフトせんべいなどをあげていました。
おむつやズボンを履かせるときも基本全部私におまかせ〜されるがまま〜な感じでした。
今チェックリストで見ると、やはり平均からは遅れてしまっていますが、娘の育児しか知らなかったため2歳までは着替えなんてそんなもんなんだろうと思っていました。
対人関係
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:褒められると同じ動作を繰り返す→✖️
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:簡単な手伝いをする→✖️
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:困難なことに出会うと助けを求める→✖️
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:友達と手を繋ぐ→✖️
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:親から離れて遊ぶ→○
対人関係についても、チェックリストを見ると「この年代本当にそんなことできるの??」と驚いてしまいましたが、上記の通りです。
「かわいいね〜」「立っち上手!」などと褒めてもあまり気にせず、こちらがかなりはしゃいで黄色い声援を送った時は少々ニコ・・・と微笑みを向けてくれる程度でした。
手伝いについては「ゴミぽい」とか「ボールください」とかそんな感じで声をかけていましたが、そもそもゴミやボールという名称がわからないし、「これがゴミだよ」と教えようとしていても途中で意識が他に向いてしまう事がよくありました。
親から離れて遊ぶについては○になっているのですが、「ママがいるから安心だ。よし、もうちょっと離れて遊んでみよう」とかそんな感じの○ではなく、公園や広場に行くとひたすら遠くまで走っていってしまうので○にしました。笑(恐らくそれは○じゃない)
外で遊ぶときはベビーカーから下ろしたらすぐ走っていくので「待ってーーーーー」と言いながらひたすら追いかけるのが私と娘の公園遊びでした。
◉言語について(発語/言語理解)
発語
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:二語言える→✖️
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:三語言える→✖️
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:絵本を見て一つの物の名前を言う→✖️
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:絵本を見て三つの物の名前を言う→✖️
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:二語分を話す→✖️
発語に関するチェックリストは正直もう見たくないです笑
1歳0ヶ月で二語言えるっていう事が今でも「いやいやwあるわけないでしょww」と思うくらい発語に関しては遅くて、この時期は「ママ」「パパ」「アンパンマン」なんて夢のまた夢、本当に無発語でした。鳴き声や笑い声でしか娘の声色を知りませんでした。
でも実際児童館などでは抱っこ紐の赤ちゃんが「マンマ」と言ったりしてるんですよね。
いつになったらママって言ってくれるのかなぁと思いながら日々声がけをしていた記憶があります。
また、本が好きな子になると嬉しいなぁと思い、絵本も割と読ませていましたが、めくるスピードが早い早い。1ページ目読もうと思ったらガツガツめくられてあっという間に終わってポイ。
私の膝から降りて違うことをしに行きます。仕掛け絵本なども意味がわからずページを破られたりして、「こんな読み方する子いるのかな・・・なんか変だな・・」と気持ちがざわざわし始めました。
※無発語から会話までの記事もありますのでよければこちらからどうぞ
言語理解
- 1歳0ヶ月〜1歳2ヶ月:要求を理解する(3/3理解)→✖️
- 1歳2ヶ月〜1歳4ヶ月:簡単な命令を実行する→✖️
- 1歳4ヶ月〜1歳6ヶ月:絵本を読んでもらいたがる→✖️
- 1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月:目、口、耳、手、足、腹を指示する(4/6指示する)→✖️
- 1歳9ヶ月〜2歳0ヶ月:「もう一つ」「もう少し」がわかる→✖️
言語理解についてのチェックリストも以上のような結果に・・・。
まず物の名称を理解していないこと、そして私が話す言葉への興味の薄さ、すぐに他のことに気が散ってしまう注意力の低さなどを感じました。
体の部位など全然教えられませんし、曖昧な言葉遣いなどわかるはずがありませんでした。
「ママの話を聞こう」という姿勢は見られず、常に「ちょっと待って」「こっちみて」「娘ちゃーーん!」とうるさく話しかけていましたがずーっと私の声しか聞こえませんでした。自分の名前も理解してるのか??でした。
ただ、1歳半から発語以外で初めて要求を伝えてくれたのですがそれをきっかけに発達について調べまくる日々となります・・・。
1歳半から見られたクレーン現象
この時期の娘は公園に遊びにいくと、走り回るか側溝に石や葉っぱを落とすかの遊びしかやりませんでした。
1歳半の時期は夏で暑く、手もよく汚すので水道のそばで遊ぶことが多くなりました。私がいつものように水道の蛇口を捻って水を出すと、流れる水をずーっと見つめています。
その様子に気がついて「お水キラキラで綺麗だねー」と言いながら止めると娘は側溝に落ちていった水を見た後私の手をぐいぐいと引っ張って蛇口に持って行こうとしました。
その要求行動は初めて見るもので、もしかしたらこれを機にもっと色々自己表現してくれるかもしれない!と思いウキウキで「子供 親の手を持っていく」と検索したら「クレーン現象かも?」と結果が列挙されました。
クレーン現象ってなに?と思いながら検索欄を見ていくと
「クレーン現象 自閉症」の文字が出て、一瞬呼吸が止まったのを覚えています。
クレーン現象とは、言葉がまだうまく使えない子供が自分の要求を伝えるために親や周囲の人の手をとって誘導することです。言葉の代わりに手を使って行う要求のため、中には自閉症などの発達障害がある子供に見られるケースがあります。
ただ、1歳〜3歳頃までは定型のお子さんでもこの現象が見られることはあるとも記載されていました。
「この子はただ言葉が遅いだけだよね・・?でもこの年齢までママも言わないし、やっぱり発達に問題があるのかな・・・」と、発達の遅れに思い当たることがありすぎるけど信じられない気持ちの狭間で頭がぐるぐるしていたのを覚えています。
クレーン現象は主人が公園に連れていった時もしていたようで、嬉々として「今日は手を引っ張ってくれた!」と報告してくる主人にクレーン現象について教えるべきか否か葛藤していた時期でもありました。
1歳半検診の様子
私は娘が1歳8ヶ月の時に1歳半検診に行きました。
本当は1歳半にすぐ行けばよかったのですが、1歳半検診のチェックリストにある発語が出ていないのが気掛かりで、「もう少し待ったら発語が出るかもしれない」を繰り返していたら1歳8ヶ月になってしまいました。(それでもめっちゃ行きたくなかったです笑)
持ち物を用意して抱っこ紐で行きます。娘は身長が高い方だったので抱っこ紐も小さくなってきて足がびよんと伸びて見えて、こんなに大きいのに抱っこ紐してる子いないかなぁ・・と不安に思いながら検診会場に向かいました。
会場に着くと、娘以外に抱っこ紐の子が誰もいません。皆ママと手を繋いで歩いたり、椅子に座って絵本を読んだりしています。
「え・・ここ3歳検診じゃないよね・・・?」と目を疑うくらい他の子がしっかりして見えました。
「ママー本読みたい」とお話ししたり、座って手遊びをしたりして上手に待っています。
待合室には絵本やおもちゃが置いてあり、ここで下ろすと走り回るかおもちゃの所へ行って検診会場入れないと思ったので抱っこ紐で立ったまま揺らして待ちました。
検診が始まって会場に入ると、栄養についての講義や、子供に直接聞く発達検査(積み木詰めるかな?犬はどれかな?など)を経てから身長体重を測ったり歯を見たりします。
発達検査の際は椅子に座る事ができず、抱っこで受けましたが、積み木も聞き取り検査もどちらも出来ず、結局私への聞き取り検査だけで終了しました。(娘はペットボトルの中にビーズが入ったおもちゃを振って遊んでいました)
検診の結果は、「まだ1歳半だから発語や理解が遅れているのはそこまで気にしないでください。何か不安な事があれば保健師さんに相談したり、親子教室への参加も出来ますので」のような感じで、すぐに何かしてください!と言われることなどはなく少し安堵した記憶があります。
検診で何も言われなかったら、きっとこれからおしゃべりできるようになったり物や人に興味が出てくるようになるのかな?と漠然と思っていました。
ただ体重と身長を測る検査の際は順番を待つのが嫌だったらしくのけぞってギャン泣きしてしまい、周りの視線を独り占めしてしまいました。苦笑
ボランティアの方が「嫌だよね〜大丈夫よ〜」などと話しかけてくれるも泣き止まず、そのまま内科検診の順番になり、暴れる娘を渾身の力で抑えながら検査しました。(その時先生が何か言っていましたがもちろん泣き声にかき消されて聞こえませんでした・・)
そんなこんなでなんとか終えた1歳半検診。
検査が全く出来なかったり、他のお子さんがとても落ち着いて見えたりして不安が残りましたが、それ以上に体力的にグッタリ疲れてその日は凄くよく眠れました笑
でも抱っこ紐じゃなければ走り回ったり転げたりしてきっともっとメンタルボロボロになっていたと思います。1歳半は無理せず抱っこ紐で行ってよかったと思います。他に誰もいなかったけど!涙
プレ幼稚園について考え始める
うちは元々どちらの両親も遠方のため、何か用事があったりして娘を連れて行けない時などは市の預かりサービスを利用していました。
市の預かりサービスは2歳まで使用ができるサービスだったため、2歳目前になってきた時に「これからはどうしようかな・・・」と考えていました。
ある日、預かりサービスの職員さんから「娘ちゃんはどこの幼稚園に入園予定なんですか?」と聞かれ、「まだ先のことなのであまり調べてないんですが、○○幼稚園とかは近いしいいかなと思っています」とお伝えした際に「あそこの幼稚園はプレ幼稚園に行かないと枠が厳しいと思いますよ」と言われました。
そこで初めて、【プレ幼稚園】の存在を知ります。
プレ幼稚園とは、幼稚園に入園する前の子供を対象とした園の施設です。プレ保育や未就園児クラスとも呼ばれており、幼稚園の様子を見たり環境に慣れるためのもので、週に何度か園に遊びに行くような感覚で過ごす事ができます。
私が良いなと思っていた幼稚園でもプレの申し込みができる時期になっていました。
ただ、2歳前の娘は発語も無いし人に興味も無いし、同じくらいのお子さんと一緒にいて浮いたりトラブルになったりしないかな・・・という気持ちがあり、中々申し込みができないでいました。
そんな風にヤキモキした生活を送りながらあっという間に2歳の誕生日も間近になり、市の預かりサービスともお別れ。
発達と園選びに戸惑いながら時間がすぎていきました。
まとめ
改めてチェックリストに当てはめてみると、1歳から2歳はこんなに色々な事ができるんだなと驚きました。
特に発語や人への興味に関しては娘はかなり薄かったんだと思います。
0歳の時点で要求行動がもっと出やすいように環境を整えてあげるべきだったのか、とも思いますが毎日の育児に必死で、娘がどのくらい発達しているのかなんて気にしたことがありませんでした。
母曰く、私自身がとても育てやすく困り事がなかったと聞いていたので、「そうか、子供って勝手に育っていくのか〜!」と思っていた節もあります。恥ずかしながら・・・。
ざわざわした気持ちが続いてはいましたが、「でもまだ小さいし、個人差なのかもしれないし」と思う気持ちもありました。特にクレーン現象が出てからは、娘の顔を見るたび「定型なのか?発達遅れてるのか?」の問いを自分に毎日していた気がします。
ただ検診でも早急に何か対応を!と言われたわけでもなかった為、1歳半から2歳までは気持ちがモヤついてスッキリしない時期でしたが、2歳になればきっとおしゃべりするだろう!とまだ淡い期待を持ちつつ日々を過ごしていました。
そんな慌ただしい生活の中、2歳過ぎた頃に娘と市の親子教室に行きました。
それから怒涛のようにプレ幼稚園、療育と出会い個人的に1番しんどかった2歳〜3歳の育児がやってきます・・・。
それでは、この記事がどなたかの参考になりましたら幸いです。よければ他の記事も見ていただけるとありがたいです。
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