指差しの練習方法!発達ゆっくりさんにもおすすめ!

こんな時どうした?

この記事では、私が実際に娘(当時2歳4ヶ月)に行っていた指差しの練習方法をお伝えしたいと思います。

指差しは言葉が出ていないお子さんにとってのコミュニケーションツールです。
(言葉が出てからももちろん使われます)

指差しの出る頻度が増えると、自分の気持ちが相手に伝わった!と言う喜びや達成感を感じる事ができます。

そして、「もしかしたら『ことば』はもっと便利なんじゃないかな?使ってみたらもっと楽しいんじゃないかな?」と子供が気づく事ができれば言葉の表出にもつながっていきやすいと思います。

※ちなみに下記の指差しの取り組みを始めたのが娘が2歳4ヶ月の頃で、一緒に絵本を楽しめるようになったのが2歳11ヶ月頃なので約7ヶ月間取り組んで指差しが出来たような感じです。




この記事の目次

 指差しの種類について

  • 陳述
  • 要求
  • 応答
  • 指差しと発語の関係性

 指差しの練習方法

  1. シールを活用して興味をひく
  2. コロコロキャッチ&どっちだ?ゲーム
  3. お風呂にポスターを貼り質問&応答の練習
  4. ジグソーパズルで共同注視を高めた
  5. 外に出たら何でも指差す
  6. 絵本で自発的な指差しを高める

 指差しにおすすめの絵本

  • まどあけずかん
  • すきなのどっち?
  • 工藤ノリコさんの「ピヨピヨ」シリーズ

 指差し練習のポイント

  • 練習をする前に必ず子供の名前を呼ぶ
  • 目線を移動させただけでも「できたね!」と褒める
  • 指を動かすのが難しい場合は後方から手を取って補助する






指差しの種類について

まず、子供の発達段階で指差しはどれくらいの時期に出てくるのか確認してみます。

※無発語から会話まで(無発語〜一語文)の記事を抜粋しています


指差しの種類

  1. 叙述の指さし(12ヶ月ごろ)→子供自身が見つけたものなどを周りの人に共有したい気持ちから生まれる指差し。共感の指差しとも言われます。「あ!」など発声付きせ知らせてくれることが多いようです。
  2. 要求の指さし(1歳2ヶ月ごろ)自分の欲しいものや行きたい場所(方向)など、要求を伝えるために使う指差しです。
  3. 応答の指さし(1歳6ヶ月ごろ→親や周囲の人から質問されたものに答える形で行う指差しです。自分と相手とのコミュニケーションが成立すると出てくる行動で、指差し行動の完成形となります。

EX:「(絵本を見て)ゾウさんどれ?」「ママのお口どこ?」などに指差しで答えるもの。

参考:LITALICOジュニア「お役立ちコラム」より

上記のように、指差しには「陳述」「要求」「応答」と段階を踏んで発達して行きます。

ちなみにうちの娘は「陳述」が出たのが2歳4ヶ月で、その後「要求」が無いまま2歳7ヶ月に「応答」ができるようになりました。

全体的な指差しの段階も遅れていましたし、物や人に興味がなかったため要求行動も少ないのが指差しの出にくさにも表れていたかなと思います。




指差しと発語の関係性

さて、発語と指差しの関係についてですが、指差しは「言語が出る前のコミュニケーション」として使われることが多いようです。

「あ!飛行機を見つけた!ママにも教えてあげたい!」→陳述

「あのピカピカ光るおもちゃで遊びたいけど高い場所にあって取れない・・・」→要求

「いぬ?知ってるよ、それってこのわんわん鳴くふわふわした動物のことだよね?」→応答

上記のように、子供は他人とコミュニケーションをとりたいけどうまく言葉に出せない代わりに指差しが発生し、「自分」「他者」「対象物」を含めた3つの関係が子供と他者(母親や父親)との間で成り立ってきます。

その中で指差しを使うことにより他者が自分と同じものを見てくれたり、欲しいものを持ってきてくれたり、質問と応答でコミュニケーションの成立などを感じることで、指差しの便利さや「自分の気持ちが伝わった!」ことに対する喜びを感じるなどし、「伝えること」に対して意欲が湧きます。

そして「指差しよりも『ことば』はもっと便利だ!」と気がついていき、発語への意識が向いていくのだそうです。


子供「周りに伝えたい気持ちがある」

→「ことばが出ないから指差しを使う」
「伝わった!!嬉しい!」
「指差しって便利だな」
「でもママ達が使っている『ことば』ってもっと便利そうじゃない?」
→「『ことば』も使ってみようかな?」

→→→発語

こうやって見てみると、改めて指差しの重要性がわかると思います!発語へとつながるツールなので積極的に出せるようにしてあげたいですね!!



指差しの練習方法

指差しを引き出すためには遊びながら楽しく共同注視を育てていけるのが理想的です。

共同注視(Joint Attention)は、二人以上の人が同じ対象や出来事に注意を向け、その対象や出来事についての認識を共有する社会的な相互作用のプロセスを指します。共同注視は、言語能力、社会的認識、感情の共有など、多くの重要な発達領域と関連しています。


共同注視は特に幼児期において重要であり、子どもが社会的スキルとコミュニケーション能力を発達させる上での基礎を築きます。共同注視は、感情の共有、他者とのつながりの形成、共感の発達など、人間の社会的能力の基本となります。また、言語学習のプロセスにおいても非常に重要な役割を果たし、単語の意味を学ぶ上での文脈を提供することで、言語の習得を促進します。

引用:きもとメンタルクリニック

つまり、一人ではなく二人以上で何か同じものに注目をする、そして共有をすると言うコミュニケーションのことです。

それでは、実際に私が娘に行った指差しの練習方法を見ていきます!





シールを活用して興味をひく

普通に指差しを教えようとしても全く興味がなかった娘。
なのでまずは娘の興味をひくことと、指先で何かにタッチするという行為を教える所から始めました。


その練習にピッタリだったのがシール貼りです。


よくあるシールブックのようなものはまだ当時の娘には難しかったため、まだ言語理解が乏しくても目をひくような大きめでギラギラしたシールをよく選んで使っていました。
(※↑リンク先のお星様のシールのような感じです)



◉やり方

  1. 「娘ちゃん!こっちおいで?見てみて!」などと声かけをしてそばに来てもらう
  2. 「シール見て!キラキラ綺麗だね〜黄色だよ〜こっちはピンクもあるよ!」とシールに興味をひかせる
  3. 「このシールを娘ちゃんに貼っちゃおう!ぺったん!」と言いながら娘の腕や足にペタペタ貼る
    ※感覚過敏などで嫌がったらやめてください
  4. 貼った際に笑う反応がよければ「じゃあ次はママの腕にもぺったんして?ここだよ!ここ!!」と自分の腕を指差しながら貼ってもらう
  5. 貼ってくれたら「上手にできたね!これが黄色で、これがピンクだよ!」などと貼ってくれたシールについて指差しながら話す

そもそも娘は人に興味がなかったため、シールを貼る場所も紙よりは人間に直接貼ったりしたらコミュニケーションも取れるし楽しんでくれるんじゃないかな?と思ってこのやり方をしていました。

お子さんによっては3と4の順番を入れ替えて試してもいいかもしれません。丸いシールを長く重ねて貼って、「ニョロニョロあおむしだよ〜」などと他の物に見立てて遊ぶのもおすすめです!

この「体にシール」遊びでまずシールに興味を持つようになりました!!




コロコロキャッチ&どっちだ?ゲーム

コロコロキャッチとどっちだ?ゲームはどちらも子供の好きなものを使うのがおすすめです。

◉コロコロキャッチのやり方

  1. 「娘ちゃん!こっちおいで?見てみて!」などと声かけをしてそばに来てもらう
  2. テーブルの上に鈴やビー玉など丸くて転がりやすいものを置く
  3. 「見てみて!鈴だよ!(ビー玉だよ!)丸くてコロコロしてかわいいね!今から転がすよ!せ〜の!」
    と興味を引きながら子供の目の前で両手で転がす
  4. 「キャッチ!」と言いながら転がしていた鈴(ビー玉)を素早くキャッチし、片手の中に隠す
  5. 「ママの手、タッチしてみて?」と言いタッチしてもらってから手を開き鈴を鳴らしてあげたりビー玉をキラキラ動かしたりしてあげる


◉どっちだ?ゲームのやり方

  1. 「娘ちゃん!こっちおいで?見てみて!」などと声かけをしてそばに来てもらう
  2. 「これ、な〜んだ?・・・グミだよ!(チョコだよ!」と手に隠すものを子供に見せる(子供が好きなもの)
  3. 「ママが手の中に隠すから、どっちの手に入っているかタッチして教えてね!」と言い片手に隠す
  4. 手を握って隠した状態で「ぐるぐるぐる〜♪」と体の前で両手を回して混ぜているジェスチャーをする
  5. 「娘ちゃん!見て!どっちに入ってるかな?」と言い、どちらの手に入っているか当ててもらう(この際には子供にわかりやすいようにわざと少し手からグミやチョコをはみ出して見せておくのがポイント)
  6. 正解を選んでもらったら「あたり!!ちゃんと指でタッチして教えてくれたから、これは娘ちゃんにあげるね!!」と言い手の中に入っていたものを渡す
  7. 「よかったね!指でタッチしたら好きなものが貰えたね!」と『指でタッチすると良いことが起きた』と言う印象をつけさせる

この二つのゲームは、「楽しそうなもの」「好きなもの」を使い、指でタッチすることができたらもっと沢山見せてもらえたり、そのまま貰ったりすることで『指タッチすると楽しい!良いことが起きる!』と言うことを伝えられるように行っていました。

お菓子の食べ過ぎは気になる・・・と言う方は「おやつの時間にゲームをやる」などと時間を決めて取り組んだり、おやつの代わりに好きなシールなどを活用しても良いかもしれません。

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ちなみに私のおすすめはコグミです!↑小粒で4種類の味があるため色や果物の名前のインプットにも使えました!小さいので食べやすさも◎。



お風呂にポスターを貼り質問&応答の練習

こちらの記事にも書いたのですが、娘はお風呂場のポスターで応答の指差しが出るようになりました!

リビングのようにおもちゃやTV、外の音などに気が散る事なくポスターの内容だけに集中できるのでこの方法はかなりおすすめです!!

◉お風呂のポスターで指差し練習のやり方

【共通】子供が湯船に入っている時に「娘ちゃん!壁のポスターを見て!!」と指差しながらポスターに注目させる

レベル1「色を教える」

ポスターにある「色」を指して(私は100均一のカラーシールをポスターに別途貼りました)、「これはあかだよ。あか!トマトもあかいろだね!」「これはみどりだよ。みどり!ピーマンもみどり色だね!」などと色と物のマッチングをしながら教える

レベル2「事物名称を教える」

ポスターにある「物」を指して「これはトマトだよ!赤い野菜だよ!」「これは犬だよ!わんわんって鳴くよ!」「これは消防車だよ!火事を消すよ!」などと、選択したものの名称+特徴を一つだけ教える

レベル3「特徴から応答させる」

親は指を指さず、子供に「赤い野菜はなんだ?指でタッチして!」「黄色い鳥はなんだ?指でタッチして!」と物の特徴だけ伝えて応答の指差しを促す

理解度や集中具合に合わせてレベル1からレベル3まで一気にやってもいいと思いますが、うちの娘の場合はレベルごとに1週間程度はかけて、『レベル1の色の認識が高まってきたなと思ったらレベル2、レベル2の認識が高まってきたなと感じたらレベル3へ』のような感じで段階を踏みながら毎日取り組んでいきました。

ちなみにポスターに書いてあるものを全て指差す必要はないので、「今日は5個、明日は10個指差しできたらすごいね!」などとスモールステップで無理なく継続するのが理想かと思います。

私の場合は、既存のポスターと手作りポスターの内容を全て応答の指差しが出た場合でもまだ「ママ」が発語できない状態だったので、少し恥ずかしいですがお風呂場に自分(私)の写真を貼って、「ほら!これがママだよ!同じ人はどこかな〜?」などと話かけることもしていました。

一週間くらい取り組んだ頃に、「ママはどこ?」と聞くと私の顔を見たり指差しのような動きを見せてくれるようにもなりました!

また、このお風呂ポスターで指さしのやり方をSNSに投稿したところ、「うちもお風呂場で応答の指差し初めて出ました!」と言うお声をいくつかいただけたので、何かを覚えさせたり集中させたい場合はお風呂場がおすすめの場所なのかもしれません。私は個人的にとてもおすすめします!!






ジグソーパズルで共同注視を高めた

うちの娘は絵本などを読む時に共同注視がほぼできておらず「ほら、今このセリフ読んでるよ〜」と言って指差しをしてもそんなことはお構いなしにページをバララララ〜っとめくられてしまいあっという間にポイ。

どうにかして、私の指に注目させることができないかな〜と考えていた時に、こどもちゃれんじのアプリにパズルゲームが入っていることを思い出しました。(「しまじろうクラブ」の中の「しまじろうとジグソーパズル」と言うゲームです)

「パズルだったら娘も好きだし、ちょっと難しいものをやらせてみて、娘の手が止まった時に「ここだよ!」と指差しで教えたら私の指に注目するんじゃないかな?」と思い立ち、早速やらせてみることに。



◉ジグソーパズルで共同注視を高めるやり方

  1. まずテーブルの上や床などにものがない状態でパズルに集中できる環境を作る
  2. いつもやっているパズルより少し難しめのパズルを用意する
  3. 子供には「できなくなったらママがヒント出すね!」と伝えそのままパズルをやらせる
  4. 子供がピースの位置をわからず詰まった際に「ここだよ!」と指差しで教える
  5. 指差しに沿ってピースをはめることができたら「すごい!ママの指ちゃんと見てくれたから自分でできちゃったね!」などと「ママの指に注目したら出来た!」を念押ししながら褒める

※もしどうしても難しくて出来なさそうな場合はパズルのレベルを少し下げるのが良いです


↑実際にパズルをやっている様子(2歳7ヶ月頃)


娘の場合は目新しさもあって取り組みやすかったのでアプリを活用していましたが、デジタルではない通常のパズルでも良いと思います。

実際に少し難しめのパズルでは手が止まることが多かったのですが、この取り組みを続けているとだんだんわからない時に私の顔をチラッと見るようになりました!

「わからない時はママにヘルプすればパズルができる」と言う考えができるようになってきて、指差しの便利さもだいぶわかってきたのかなぁと思いました。




外に出たら何でも指差す

外に遊びに行く機会があったら娘の前ではなんでも指差しで教えてあげていました。

「アリ」「犬」「花」「鳥」「水」「葉っぱ」・・・・。

なんでもかんでも指を指して教えているうちに、全く興味を持たないジャンルと、かなり集中して見てくれるジャンルに分かれることがわかります。

ちなみに私のおすすめは「飛行機」です!!

ゴーっと音がするなと思うと「ほらほら見てみて!飛行機だよ!」と行って上を指差すと娘が見てくれる確率がかなり高かったです。また、娘自身の陳述の指差し(あれ見てみて!の共有したい指差し)が自発的に出たのも「飛行機」でした。

空はまっさらで雲と空しかないですし、飛行機はすごく見つけやすく目に留まりやすい存在だったのかもしれません。飛行機を見つけた時はすごく嬉しそうにニコニコしていました。

もし外に出て指差ししても中々みてくれないなぁ〜と言う時は空にある「飛行機」「ヘリコプター」などがおすすめです!!




絵本で自発的な指差しを高める

今までの1から5までの取り組みを行うと、結構共同注視が育ってきているのを実感できる頃かもしれません。

物に興味を持ち、指で何かに触ると楽しいことがあると理解し、事物名称のマッチングも増え、指差しの便利さや楽しさがわかってきたかな?と思えるようになったら最後に絵本や図鑑で自発的な指差しを目指しましょう!



「よく絵本や図鑑で指差し練習は効果的って言われてるけど、なんで最初からやらなかったの?」


と思われる方もいらっしゃるかもしれないのですが、うちの娘の場合そもそも絵本に興味が無く、ベラララ〜っとめくってポイかもしくはページをビリビリ破ってしまったり・・・な状態で、まず絵本に向かう姿勢がありませんでした。

なので、まずは

①まずは物への興味を増やす

②指で触ると楽しいことが起こると思わせる

③物には名前があることを知ってもらう

④他人の指差しも注目すると良いことがあると知る

⑤指差しで他人に共有するのは楽しい

の段階を踏んで土台を作ってから絵本に移行していました。

この時点ももう指差しの便利さはだいぶ理解しているようだったので、絵本や図鑑もスムーズに読むことができ、「犬はどこかな?」「娘ちゃんはどっちが好きかな?」などの問いかけにも応答の指差しを自発的に出すことができていました。




 指差しにおすすめの絵本

こちらでは私が実際に使っていて、娘と一緒に楽しんで読めた絵本を紹介しようと思います。


まどあけ図鑑


「まどあけずかん」はいくつかシリーズになっていますが、私は↑の「たべもの」を購入しました。

最初のページを開けるとアルファベットとたべもののマッチングが見開きで見れるようになり、娘はよくそれを見ながらアルファベットの歌を歌ったりしていました。

また、ページ内の4枚のシートを順番に畳むとリアルなハンバーガーを作れたり、すき焼きが完成するなどの楽しい仕掛けもあります!

食べ物と関係がある場所「ピクニック」「レストラン」「出店」「商店街」などの場所別に食べ物を紹介してくれるページもあるので、「ピクニックのページで1番好きな食べ物は何?」など質問の幅が広がり楽しい一冊です!!


すきなのどっち?


この絵本は0歳から遊べる絵本です。(ちなみにうちは娘が2歳半過ぎの頃に買いました)

「どっちがいい?」を視覚的に学べる絵本です。

1ページに大きく食べ物(食パンとおにぎりなど)の比較写真が載っており、キャラクターが「どっちがすき?」と聞いてくるので、すきな方をめくると折り畳まれたページが伸びて、大きなトーストを頬張っている絵がビヨーンと出てきたりします。

この絵本は娘が「どっちがいい?」に中々答えられなかった時に手助けになればと思い購入しました。

視覚的にもわかりやすく、指差し向けの親子で楽しめる絵本なのでおすすめです!


工藤ノリコさんの「ピヨピヨ」シリーズ

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工藤ノリコさんは「ノラネコぐんだん」シリーズの絵本を描かれている先生です。

ピヨピヨシリーズの絵本は全6巻あるのですが、こちらはママニワトリ、パパニワトリ、ヒヨコ5匹の7人家族のお話です。

スーパーマーケット、クリスマス、誕生日、おばあちゃんの家、遊園地、キャンプなど親子のイベントをテーマにしたお話があります。

とにかく登場人物がとても可愛くて読んで癒されるのと、書き込みが細かいところまで沢山描かれているので、「ツリーの下にいる動物は誰かな?」「おばあちゃんは何を作ってるかな?」「ママニワトリが持っている風船は何色かな?」などと指差しやクイズにも沢山活用させていただきました!

応答の指差しにもクイズにもどちらもおすすめです!







指差しをするときのポイント

指差しの練習をする際はより効果的に取り組めるように下記のことを心がけていました。

  • 練習をする前に必ず子供の名前を呼ぶ
  • 目線を移動させただけでも「できたね!」と褒める
  • 指を動かすのが難しい場合は後方から手を取って補助する

以上の3つです。

指差しの練習をさせる時はできるだけ指差しに集中する環境を作ることが大事だと思います。
そのため、まずは子供の意識を指差しに向かわせるためにしっかり名前を呼びかけ、なるべく対象のもの付近はごちゃごちゃしていない場所で行いました。

また、子供のやる気を削がないために超スモールステップで行いました。
指差しが出来なくても、対象の物をチラッと見ただけで「すごい!ちゃんとわかっているんだね!頑張って見れたね!!」とめちゃくちゃ褒めていました。

そして、指差し自体がまだ難しい場合は後方から手を取り、「ここにあるよ!」と教え続けていました。
実質それは私が答えているのですが「すごいね、ちゃんとタッチできたよ!」と全て娘の手柄になるような声がけを心がけていました。


娘に指差し練習の取り組みを行なってから、問題なく指差しができるようになるまで結局7ヶ月程度はかかったので、自分も娘もなるべくポジティブになれるような声かけを考えながら取り組むようにしています。

焦ってしまう時はストレス発散したりガス抜きをしながら「長い目で頑張ろう・・・!」のマインドで取り組んでいました。

※すぐ出来るメンタル回復法の記事はこちらをどうぞ。



まとめ

指差しは発語とも関係があるコミュニケーションツールなので、中々出てこないと心配したり焦ったりすることもありますよね。

今回の記事では、

  1. シールを活用して興味をひく
  2. コロコロキャッチ&どっちだ?ゲーム
  3. お風呂にポスターを貼り質問&応答の練習
  4. ジグソーパズルで共同注視を高めた
  5. 外に出たら何でも指差す
  6. 絵本で自発的な指差しを高める

の6つの指差し練習方法を紹介しました。

発達がゆっくりで指差しが出ていない場合は、絵本や図鑑を一緒に読もうと思っても集中してもらえず中々読めない・・・というお子さんもいらっしゃるかと思います。

そんな時はまず「物への興味」を高めたり、「指差しの便利さ」に気がついてもらえるようにするなど、お子さんの理解度具合で合いそうな方法があれば活用していただけたらと嬉しいです。

自分と他人の意識が共有できた!指差しは便利!楽しい!と気づいてくれたら発語への道もまた進むことと思います!!



指差しの練習方法について読んでいただきありがとうございます。よければ他の記事も読んでいただけると嬉しいです。



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