【2歳半無発語】から【4歳で会話】ができるようになるまで(一語文〜多語文編)後編

こんな時どうした?
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ノイママ

発達グレー疑いの一児の母で、私自身HSPです。
児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーターの資格所持。

「発達に悩むママパパさんを応援したい」想いのもと、発達や育児についてのいろいろを発信して行きたいと思っております。

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※この記事は娘の発達歴(1歳〜2歳)(2歳〜3歳)(3歳〜4歳)の記事を先に見ていただくと言葉と併せてどのような発達状態だったか分かりやすいと思います。

前回の一語文〜多語文が出るまで(前編)に引き続き今回は、一語文から多語文が出始めた3歳0ヶ月頃までに私がしていたことをまとめていきますので、気になる方は是非下の項目もご覧いただけたらと思います。

※発達には個人差がありますので、下記のことをすれば必ず誰でも発語するといったものではありませんのでご参考程度にお願いいたします。


この記事の目次

 
 YouTubeの子供用の動画を使った

  • 体全体の模倣する力を高めて音声模倣にも
  • おすすめYouTube動画

 おもちゃのサブスクを利用してみた

  • ANDTOYBOX
  • 特に発語に効いたおもちゃ

 運動療育に通った

  • 運動療育を行う4つの目的
  • どんなことをやった?
  • どんな効果があった?

 


YouTubeの子供用の動画を使った

育児をしているとYouTubeが強い味方になってくれる場面多いですよね。

私が娘にテレビ(YouTube)を見させるようになったのは1歳過ぎたあたりからでした。好きそうな子供向けの番組を選び、見てもらってる間に急いで料理を作ったりお掃除をしたり・・・と、今や私にとっても無くてはならない存在に。

子供にとって楽しめたり、時には学ぶこともありながら時間を過ごせるツールなので私はすごく重宝して使っていますね!

YouTubeをうまく活用することで言葉の発達にも役立ちましたし、現在4歳10ヶ月(2024年/12月)ではボードゲームやカードゲームの動画を見て自分でルールを覚え、私にルールを教えてくれながら一緒にゲームをしたりします。


※YouTubeは子供向け番組でもたまに「あまり見せたくないかな〜・・・」「真似して欲しくないかも・・・」と言うような物もあったりするので、見せたくないものはおすすめに出てこないようにブロックするなどの設定や工夫が必要になります。




体全体の模倣する力を高めて音声模倣にも

前回のこちらの記事の西村猛さんのアドバイスにも書いてありますが、発語と体の使い方には関係があります。

親や保育者の動作を模倣(マネ)をさせた時に、

  1. そもそも真似しようとしないのか
  2. 大まかな動きはなんとなくできるのか
  3. 細かい指先の表現などもできるのか

などの模倣の出来具合によって、言葉の進み方も紐づけられるようです。


これについては本当にそうだなと思ってます。
うちの娘の場合ですが、

1の状態(2歳5ヶ月/拍手、頭に手をポンと置く、たまにバイバイ、ほぼ模倣なし)
無発語

2の状態(2歳9ヶ月/ 頭肩ひざポン、しゃがむ、ジャンプ、片足立ち、指で12345まで形を作る)
→名詞の頭や語尾だけではなく8割はいえるようになる、音声模倣は即座に出来る様になる、
私「どんぐりないね」の呼びかけに→娘「ないねぇ」と返す など簡単なやりとりが出来る様になる。

3の状態(3歳6ヶ月/三輪車が乗れる様になる、ダンスの模倣がうまくなり体の揺らし方や手の動きなどを周りに合わせようと試みる様子が見られる)
3〜5語の多語分で日常的にお話をする、質問に対する回答がきちんと会話になる、質問に対してオウム返しではなく「え〜とね」「う〜んと」「ちょっと待って」「わからない」「知らない」など一旦考えてから言葉を返す様になる。

動作模倣のレベルが上がるごとに「あれ?なんか喋る言葉が増えてる?こんなやりとり前できなかったよな?」と思うことがその都度増えていきました。












また、療育(A事業所さん)の施設長さん曰く

「模倣には段階があります。言語の音声模倣は難易度が高いから成長していないように見える期間が長いのはしょうがないことなんです。


とお話しを伺っていたこともあり、「じゃあ発語に詰まったらまず動作模倣を進めるのが良いのかも?」とふんわりと思っていました。

そこで、やっぱり好きなキャラクターや番組を見ながらの方が取り組みやすいかな?と思い、YouTubeを活用しながら動作模倣に取り組んでいきました。


おすすめYouTube動画

こちらでは動作模倣に役立ちそうなYouTubeのチャンネルを年齢別(目安)にまとめたものになります。※リンクしている動画は実際に娘によく見せていた動画です

記載した年齢は目安になりますので、年齢関係なく役立ちそうなチャンネルがあれば視聴してみるのもいいかもしれません!




◉1歳〜2歳代

しなぷしゅch(かぞえうた)

↑ポップな曲調と、『リズムに合わせて左右に揺れるだけ』と言うシンプルながら曲に乗りやすい体の動かし方をアニメーションしてくれているので模倣がしやすいです。

また、数字やアルファベット、天気の種類なども歌の中で自然と耳に入ってくるのも良さげでした。


ベイビーバス(10個のドーナツ)

↑アニメーションがとてもよく作られていてキャラクター数も多いので、娘もお気に入りを作ることができよく見ていたチャンネルです。

10個のドーナツの歌はドーナツがくるくる回りながら一人ずつ少なくなっていくお話しですが、こちらも回転する様子が楽しいらしくよく模倣していました。


まるもっちん(なにになるの?)

まるもっちんはYouTubeでは配信されていないのですが、たまたまプライムビデオで出てきたのを見て娘がめちゃくちゃハマって見ていました。丸のキャラクターが出てきて、丸から泡になったり、アイスになったりと色々な形に変化していくお話しです。


内容が簡単でわかりやすく、最後に必ずリズムに合わせてお辞儀をする様子もよく模倣していました。
気になる方はプライムビデオから見てみてください!


◉2歳〜4歳代

しまじろうチャンネル公式「せかいはパラダイス」

↑こどもちゃれんじを受講していたので、しまじろうへの興味が元々あり、特にこのダンス動画は特典DVDの中でも最後に必ず目にしていたので馴染みがありました。

動画の中にとりっぴぃ(緑の鳥さん)がケンケンをしながら左右に揺れるシーンがあるのですが、娘はそれをよく模倣してケンケンが出来る様になりました笑


ココメロン(あたま かた ひざ つま先)

ココメロンはJJ(ジェイジェイ)と言う乳幼児を中心に、家族・遊び・生活習慣・ルール・学びなど様々な種類のジャンルで作られているアニメーションです。

アニメのクオリティも高いですし動画の雰囲気も優しく、「子供にいい影響しか無さそう」な印象のチャンネルです。笑


この頭かたひざつま先ポンは初めはゆっくり、段々テンポが上がるのですが、娘もそれについていこうと必死に模倣していました。



◉4歳代〜

ポケモンキッズTV(オガトレ流!ポケモンまねっこストレッチ)

↑3歳半頃からポケモンが大ブームになってきた娘。ダンスなど体を動かす模倣は上達してきたため、今度は体をゆっくり動かしたり動きを止めたりする模倣も取り入れていきたいなと思い「ポケモン ヨガ」で検索して出てきた動画です。

今まで見ていた体を動かす動画よりも難易度が上がってきたのでもちろん指先や細かい動きなどは真似できませんが、体を「ゆっくり動かす」「止める」「息を吸う・吐く」などを意識しながら体を動かしています。



スーパーマリオパーティ(なりきりビート)

↑こちらは動画ではなくスーパーマリオのゲーム内のコンテンツです。
前方にいる対象のキャラクターの動きをリズムに乗せて真似していくシンプルなゲームです。

娘はこのゲームで遊んでいるショート動画などを見て一緒に真似をして遊んでいました。ゲームを進めるとリズムが段々早くなり混乱する事もありましたが、それも含めて楽しみながら体を動かせていました。

※上記の動画は該当する公式のチャンネルが無かったため公式サイト様の停止画像が載っているものをリンクさせていただいております。




おもちゃのサブスクを利用してみた

娘が3歳前あたりに知育おもちゃのサブスクリプションを利用しました。

できればたくさんのおもちゃに触れて娘の好きなジャンルや好きな色などなんでもいいから知りたいなと思ったのと、興味の幅を増やして発語を促したい、そのほか

「木製のおもちゃは手触りや温かみがあってなんとなく良さそうだけど高いんだよね・・」

「買っても娘が興味を持たなくて無駄になる可能性もあるかも・・」

と言う気持ちもあり、

「今まで使ってこなかったけど定額制でおもちゃをとっかえひっかえできるのってかなり良いのでは・・・!?」



と思い立ちおもちゃのサブスクを検索。
候補として上がったのは下記2社でした。

  • And TOYBOX(アンドトイボックス)
    月額料金3,274円〜。隔月ごとに新しいおもちゃが4〜6個届く。保育士さんが発達に合わせておもちゃを選んでくれる。(コースによっては希望を出して内容を変えることも可能)気に入ったらそのまま買い取れる。おもちゃの清掃不要。
  • ChaChaCha(チャチャチャ)
    月額料金3,910円〜。隔月ごとに新しいおもちゃが6〜7個届く。カタログからおもちゃを選べる。おもちゃの清掃不要。月額料金4,378円〜で特別支援教育プラン使用可能。

私としては特別支援教育プランがあるChaChaChaさんも気になったのですが、おもちゃのサブスク利用自体初めてなのもあり、まずはベーシックかつ値段もお手頃なAnd TOYBOXさんを利用させていただくことにしました!


写真のように一つの段ボール箱に4点から6点のおもちゃが入ってきます。割と大きめのボードゲームや電池式で音が出るサウンド系おもちゃなども選べました。


また、この量のおもちゃはおよそ15,000円相当だそうです。
2ヶ月に一度返却しまた新しいものに変えられるのでこりゃコスパいいぞ!!と思った記憶があります。





ちなみにAnd TOYBOX(アンドトイボックス)を利用していた時期の娘の発達具合は、

  • 単語の発語は300語程度
  • 2語文(「トイレ行く」「ママフーフー」など)が出るようになった
  • 順番に並ぶことを理解した
  • ごっこ遊びに興味が出始める
  • 事物名称に興味がある
  • ひらがなに興味が出始める
  • ルールがある遊びはまだわからない
  • パズルが好き
  • おままごとが好き
  • 積み上げる遊びが好き

のような感じでした。

幼稚園に入園間近という事もあり、他人と関われるようなおもちゃがあればその分言葉の吸収も良くなるかなと思い、一人だけでも遊べるおもちゃ(パズルや積み木、ブロックなど)と対相手で遊ぶおもちゃ(おままごとセット、しりとりパズル、サイコロを使うボードゲームなど)を半々でリクエストしていました。




↑ほんの一例ですが上記のようなおもちゃが選べました。


一人で黙々と遊べるものもあれば、おままごとやお世話ごっこなど相手がいて成立するおもちゃなどもあり、娘は気分に応じて使い分けながら遊んでいました。

また、くもんが出しているおもちゃも多く取り扱っていたのもいいなと思います。
全部は買ってあげられないけどレンタルなら色々なおもちゃを試してみよう!と思えるのでくもんの知育おもちゃもガンガンリクエストしていました。







※ちなみにおもちゃのサブスクを利用していたのは3歳前から4歳前までの1年間です。
4歳前頃からはおもちゃよりもワークに興味が移ってきたことや既にこどもちゃれんじを利用していた事もあり(こどもちゃれんじにもエデュトイと言うおもちゃがついてきます)、一旦この辺りで退会してみてもいいか、と思い退会しました。


特に発語に効いたおもちゃ

1年間たくさんのおもちゃで遊ばせてもらいましたが、娘が1番ハマって尚且つ発語にも良かったなと思うのがダイワさんの「お弁当パズル」でした。↑

このおもちゃは「ご飯(パン)」「メインおかず」「副菜(デザート)」の3つに分かれたパズルを組み合わせてお弁当箱に入れ、好きなお弁当を作っていくと言うおもちゃです。

お弁当の枠にパズルがぴったりハマる感覚に加え、カラフルでわかりやすい絵柄もヒットしたようでよく遊んでいました。





娘が一人で遊んでいた時に私が無理やり混ざっていき「すいませーんお弁当やさん!!お弁当買いにきました!!」と話しかけたところニコッと笑いかけてくれ、「どれ?」「これ?」などと確認しながら一緒にお弁当を作ってくれました。



一緒にお弁当を作る楽しさやごっこ遊びの感覚に刺激を受けたようで、このお弁当パズルを始めてからは今まで使っていなかった家のままごとおもちゃでもよく遊ぶようになり、「ままごとは誰かとやった方が楽しい」と言う気持ちが強まったのか、よく私や主人をごっこ遊びに誘ってくれるようになりました。

そのごっこ遊びの中で「こんにちわ」「さようなら」「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「いただきます」「ごちそうさま」などの挨拶や簡単なやりとりができるようになりました。

また、客(私)とお店の人(娘)と言う状況でやりとりをする中で、「会話をする時は自分だけが話すんじゃなくて自分と相手順番に話す機会が来る」と言うことがなんとなく理解できていたような気がします。




And TOYBOX(アンドトイボックス)を利用した1年間の中で、一人遊び(パズルやブロック)の中で手先の巧緻性が高まったり、対相手との遊び(ままごと、ルールのある遊び)の中でやりとりやコミュニケーション力も上がった事もあり積極的に色々なおもちゃを試せるサブスクは個人的にとってもおすすめです!!

また、自分ではなく第三者(保育士さん)がおもちゃを選定してくれるのも偏りが無くて良いと思いました。親が選ぶとどうしても親の好みが入ってしまい新しい発見がしにくかったりすることもありますよね。

選んでいただいたおもちゃの中には「あれ、これは全然遊ばない・・・」と言う娘にハマら無かったものもいくつかありましたが、それでもレンタルだからそこまで痛手では無かったです笑







と言うわけで、たくさんのおもちゃを第三者目線で選んでもらえるおもちゃのサブスクは

  • お子さんの興味があるものや好きなものがわからない
  • 発語を促したい
  • 遊びの中で新しい発見をさせたい
  • 沢山のおもちゃに触れさせたい
  • お家に置くおもちゃは省スペースで済ませたい

と思っている方におすすめです!!









運動療育に通った

娘が運動療育を始めたのは2歳10ヶ月の頃でした。

結論から言うと運動療育超超超おすすめです!!!



こちらの記事でも書きましたが、以前挫折した運動系の習い事・・・。(私のメンタルがやられ2ヶ月で撃沈)

この時のトラウマがあり一般的な習い事(定型発達のお子さんと行うもの)には完全に怯んでしまった私。

でも理学療法士さんとの面談の中で、運動は発語に良い効果あるはずだ!と確信していました。

だからやっぱり運動療育も通わせたい・・・!!


運動療育を行う4つの目的

協調運動の発達を促すため

発達障害児の中には、感覚の協調を苦手とする子が多くいます。日常生活の中には感覚の協調を必要とする事が多く、目から見た情報と体の動きを協調させたり、左右の手の動きを協調させたりすることも必要です。

健常児が無意識で出来ている、感覚と行動の協調は一部の発達障害児には大変難しい行動であることが少なくありません。

引用:療育biz

自分の体のコントロール方法を学ぶため

運動療養によって、自分自身の体をコントロールする能力を身に付ける目的もあります。発達障害を持つ子どもの中には、力のコントロールを苦手とする子が少なくありません。

自分では軽く他人に触れたつもりだったのに力が入り過ぎてしまい「叩いた」と認識されてしまったり、そっとプリントを持ったつもりがクシャクシャに握りつぶしてしまったりします。本人のイメージと力加減がしっかりとリンクせず、「乱暴」「粗雑」などのイメージを持たれてしまうケースも多くみられます。

運動療法を通じて、自分自身の体のコントロール方法を学び、自分自身のイメージとパワーコントロールのズレを減らすことも期待されます。

引用:療育biz

自己肯定感を高めるため

運動療育では「できた」という自己肯定感の向上を目的とする一面もあります。運動には多種多様なものがあり、勝敗にこだわるものばかりではありません。机に座って行う学習に比べると、プログラムの内容を慎重に考えれば「できない」を限りなく減らすことも可能です。

子ども自身が持つ療育へのモチベーションを高め、自信をつけさせる際にも運動療育は適していると言えるでしょう。

引用:療育biz

ストレスを発散させるため

発達障害児の中には多動性や衝動性などの特性を持ち、じっとしている事を苦手とする子ども達も少なくありません。そんな子ども達にとって着席して机に向かって行う療育は、多かれ少なかれストレスになることもあるでしょう。

子ども達のストレスを発散させる意味でも運動療育が取り入れられています。
運動療育で充分に体を動かしてからパワーを発散させてから学習療育を行ったり、頑張って着席して療育に取り組んだご褒美として楽しく体を動かす運動療育を行うなど、子どもにとってできる限りストレスを減らしながら療育を行うためにも大切なプログラムです。

引用:療育biz

上記のように運動療育の目的は沢山あるのですが、私は3の「自己肯定感を高めるため」に期待していました。

体を動かすだけなら運動教室でもできるのかもしれませんが、(もちろん運動療育とは体の動かし方や目的などは違うと思います)さまざまなルールを守りながら定型発達のお子さんと同じ空間で習い事をするのはまだ厳しく、

人目を気にするがあまり「ダメだよ」「やらないよ」「違うよ」などの否定的な言葉を娘につい言ってしまいそうな気がしたからです


娘には運動することの楽しさや何かが「できた」時の嬉しさを実感して欲しい。

私自身も「周りに迷惑をかけていないかな・・」とネガティブな気持ちで娘の運動を見るのではなくもっと純粋に娘の成長に集中できる場が欲しいなと思っていました。

そして自己肯定感だけは絶対に下げないように育児をしていこうと決めていたので、スモールステップで少しのことでも認めて褒めてもらえるような場所で運動をさせたいな!と思っていました。

そう考えたらやっぱりもう運動療育しかないよねとなり、早速再度運動療育の場所を探すことに。

大手から個人経営らしいところまで調べて通えそうなところを4件ほどまで絞り、全て見学に行きました。

そして雰囲気や運動の内容などを確認し、恐らく最大手の運動療育に通わせていただくことになりました!!






そして運動療育初日・・・

「よろしくお願いします!!一緒に楽しく遊びましょう!!」

「(おぉ・・若い・・かわいい・・元気・・!)よ、よろしくお願いします!」

「・・・・(目をキラキラさせながら教室内を散策する)」



どんなことをやった?

運動療育の時間は1回1時間だったのですが、いつも下記のような感じのスケジュールで進んで行きました。

  1. 子供と先生が集まって挨拶&円陣を組んで「えいえいおー!!」と発声。
  2. 教室内に置かれたカラーコーンの周囲を5周ほど走る
  3. 先生が作ってくれたサーキットを何周か行う
     四つん這いで動物歩き→色々な感触のクッションの上を落ちないように歩く
    →障害物を避けながら歩く
    →リングが置かれた場所をけんけんぱしながら通る
    →補助付きの鉄棒で逆上がりをしてゴール
  4. 水分補給
  5. イベント運動
    ・風船バレーボールや大きいプロジェクターを見ながら模倣体操
    ・先生がポスターやぬいぐるみを持ちながら逃げ、それを追いかけて捕まえたらポスターやぬいぐるみにシールを貼れるゲーム
    ・好きな色のボールを選び同じ色のカラーコーンにキックして当てるゲーム  など
  6. 終わりの挨拶&トイレ&スタンプを押す
  7. 終了

いつも施設長さん含め2〜3人の先生が一緒に運動をしてくれたのですが、先生が3人とも若くて可愛くて元気で、娘も私も毎回テンションが上がりました笑

そして子供の気持ちを乗せて上げていくことや褒め方がとても上手なので「今日はやりたくないな・・」の状態でも「じゃあちょっと一緒にやってみる!」となることも多く、褒め方も参考にさせていただく部分が多かったです。






「・・・・(ちょっと気分が乗らない)」

「娘ちゃんどうしたの?ちょっとやりたくない日だった?」

「・・・・(頷く)」

わかるよ〜!やりたくない時もあるよね!先生もさ、今日新しいサーキット考えてみたんだけど実はやってみるのちょっと怖いんだ・・・どうしたら良いかな?

「・・・・(何か考えてる」

(娘の手を握る)こうやってさ、娘ちゃんが先生の手ぎゅってしてくれたら怖くないかも!もう一個お願いなんだけど、そのままあのクッションの上まで先生を連れてってくれないかな?できそう?」

「・・・・(ニコッとしながら頷く)」

「ありがとう〜!!先生娘ちゃんとなら怖くないから助かるよ!!じゃあ一緒に行こうか!!」

う・・・うまい・・・!私なら絶対「やりたくないか〜でもちょっとだけやってみよ?」とか言っちゃう・・・メモメモ」

先生は決して否定せずいつもニコニコで元気に娘と向き合ってくれました。

ほんのちょっとの変化にもすぐに気づいてくれて適切な褒め方をして下さったので、娘も運動療育が大好きになりました。

そして私もそばでその様子を見ていて、周りに気を負うことなく娘の様子だけに集中できる環境ができてすごく嬉しかったです。

私自身あまり運動が得意ではないのもあり娘との遊び方もいつもマンネリしてしまっていた部分もあったので、専用の器具や機材がある場所で走り回ったり、適切な体の使い方を教えてもらえたのはとてもありがく思いました。









どんな効果があった?


運動療育に行ったのは実は4ヶ月間の短い期間だったのですが、(幼稚園が始まる数ヶ月前のタイミングでたまたま時間帯に空きがあった)それでも運動療育の効果かな?と思えたことがいくつもありましたので下記に書いてみます。



1:名前を呼ばれたときに「はーい」と返事をするようになった
→運動療育で毎回挨拶をするようにしていたからかも?

2:模倣の力がUPした(前より模倣の対象をしっかり見るようになった)
→サーキットの際先生が「前をよく見たら上手にできるよ」「動かしたい場所をよく見ると上手になるよ」など声がけをしてくれていたからかも?

3:お片付けを積極的にやるようになった
→サーキットコースを作ったり片付けたりするときに先生が積極的に「娘ちゃん、赤いクッション集めてくれる?」「黄色いボール箱に入れてくれる?」などとお片づけを促してくれていたからかも?

4:コミュニケーションを使った遊びが上手になる(ままごと、手遊びなど)
→水分休憩の時などに先生がよく手遊びでコミュニケーションをとってくれていたからかも?

5:つま先立ちが少なくなる
→正しい運動で固有覚が鍛えられたからかも?

「固有覚」は、筋肉や腱・関節など無意識に使っている感覚のセンサーのようなもので、関節の角度や筋肉の収縮をとらえ、体のどこにどのような運動が生じてどの程度力を入れているかを無意識にコントロールしています。
この感覚がうまく働いていないと、公園の遊具を過剰にこわがったり、あるいは感覚を求めて同じ動作をいつまでも繰り返したりすることもあります。

引用:コペルプラス「平衡感覚と固有覚」

6:走ってて転ぶことが減った
→筋力がついたことと、「しっかり前を向く」ことを意識するようになったからかも?

7:「あっち」「こっち」「みてみて」「ねえねえ」「娘ちゃん」などの問いかけにすぐ反応するようになった
→サーキットの周り方や体の動かし方を伝える際に先生がよく指差しと共に上記の声がけを多用してくれていたからかも?

8:私自身、娘への褒め方をアップデートできた。
→実際にたくさんの褒め方を聞いてきてかなり参考になりました!!

そんな感じでめちゃくちゃいい効果を実感できた運動療育でした!

4ヶ月という期間限定でなければもっともっと通いたかった・・・ちなみにうちは車を所持していない&当時は長時間電車に乗れなかったため、毎回タクシーで往復1時間半かけて行っていました。笑

交通費はかなり掛かっていましたが、それでも行ってよかった!!とめちゃくちゃ思っています。

運動療育にもし行ける機会があって迷っている方がいらっしゃったら、一度見学など行ってみることをお勧めします!!







今回は【2歳半無発語】から【4歳で会話】ができるようになるまで(一語文〜多語文編)後編を読んでいただきありがとうございました。

次回は「一語文〜多語文が出るまで」のまとめと、この時期に娘に起きた変化などを書こうと思っていますのでそちらもみてもらえると嬉しいです。





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